【11月19日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区（Gaza Strip）を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス（Hamas）保健省によると、ガザ地区の主要病院では、停電により非常用発電機を使って電源を確保しており、発電機が故障した場合救命施設の機能がまひし、患者の生命が危険にさらされる可能性があるとの危機感を示した。

　世界保健機関（World Health Organization、WHO）は、ガザ地区の病院には発電機を稼働させるために必要な燃料が備蓄されているため、停電が続いても当面は運営が可能だと報告している。しかし、地区内の病院や診療所では、外科手術を含む医療行為を行うための電源を、非常用発電機に大きく依存している現状に不安が高まっている。発電機は、一時的な停電に備えて設置されているもので、いつ故障してもおかしくない。(c)AFP