【11月19日 AFP】イスラエル政府報道官は18日、同国政府がパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)封鎖の継続を決定したと語った。

 この報道官はAFPに対し、「イスラエル南部の地域に対しパレスチナからのロケット弾攻撃が続いているため、エフド・バラク(Ehud Barak)国防相が(封鎖継続を)判断した」と語った。

 一方、同日、国連(UN)によるガザ地区住民150万人の約半数を対象とした食糧配給が再開された。だが、国連は、イスラエル政府が封鎖を緩和しない限り、支援物資がすぐに底をつきると警告している。

 国連パレスチナ難民救済事業機関(United Nations Relief and Works Agency for Palestine RefugeesUNRWA)の広報担当者はAFPに対し、「17日に運び込んだわずかな量の(支援物資で)配給を続けているが、数日以内に底をつきる」と語った。

 イスラエル政府は17日、食糧・医薬品を積んだ人道支援トラック33台のガザ地区入場を約2週間ぶりに許可し、食糧配給の再開が可能となった。しかし、18日にはイスラエル政府は再びガザ地区を封鎖している。(c)AFP