第1次世界大戦終結から90年、欧州各地で式典
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【11月12日 AFP】(一部更新、写真追加)第1次世界大戦(World War I、1914-1918年)終結から90年を迎えた11日、フランスや英国など欧州各地で追悼式典などが行われ、存命中の元兵士らが式典を先導した。
現在は同盟国だが第1次大戦中には交戦国でもあった各国の指導者らが、11か月の戦闘で死者30万人を出した1916年の「ヴェルダンの戦い(Battle of Verdun)」のあった戦地に集まったほか、英国でも式典が行われた。
フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領は、「ヴェルダンの戦い」における多くの死者の遺骨が納められている同国ドゥオモン(Douaumont)にある納骨堂で演説し、「すべての死者を例外なくたたえること」の必要性を訴えた。また、戦時中に脱走や反抗で処刑された多くのフランス軍兵士らについても「不名誉ではないし、臆病者でもなく、ただ極限に追い込まれてしまっただけだ」と語った。
また、英国やフランスなど、第1次世界大戦に関係した国々では、国中の町や村などで小規模の式典が行われた。
ロンドン(London)では、ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相と閣僚らが出席した追悼式典が開催され、第1次大戦を戦った英兵士の最後の生存者4人のうちの3人が出席した。生存者の3人、ヘンリー・アリンガム(Henry Allingham)さん(112)、ハリー・パッチ(Harry Patch)さん(110)、ビル・ストーン(Bill Stone)さん(108)は、戦没者記念碑(Cenotaph)で2分間の黙とうを捧げた。(c)AFP/Philippe Alfroy
現在は同盟国だが第1次大戦中には交戦国でもあった各国の指導者らが、11か月の戦闘で死者30万人を出した1916年の「ヴェルダンの戦い(Battle of Verdun)」のあった戦地に集まったほか、英国でも式典が行われた。
フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領は、「ヴェルダンの戦い」における多くの死者の遺骨が納められている同国ドゥオモン(Douaumont)にある納骨堂で演説し、「すべての死者を例外なくたたえること」の必要性を訴えた。また、戦時中に脱走や反抗で処刑された多くのフランス軍兵士らについても「不名誉ではないし、臆病者でもなく、ただ極限に追い込まれてしまっただけだ」と語った。
また、英国やフランスなど、第1次世界大戦に関係した国々では、国中の町や村などで小規模の式典が行われた。
ロンドン(London)では、ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相と閣僚らが出席した追悼式典が開催され、第1次大戦を戦った英兵士の最後の生存者4人のうちの3人が出席した。生存者の3人、ヘンリー・アリンガム(Henry Allingham)さん(112)、ハリー・パッチ(Harry Patch)さん(110)、ビル・ストーン(Bill Stone)さん(108)は、戦没者記念碑(Cenotaph)で2分間の黙とうを捧げた。(c)AFP/Philippe Alfroy