【11月8日 AFP】ケニアのナイロビ(Nairobi)で7日、悪化するコンゴ民主共和国(旧ザイール)情勢を協議する、関係国や国連(UN)による緊急首脳会合が開催され、参加した首脳らは人道支援回廊の開設と即時停戦を呼びかけた。

 また、コンゴ東部、北キブ(North-Kivu)州の反政府勢力に対し、すでに合意している武装解除を実行するよう要求。さらに、平和維持能力をより発揮できるよう、国連平和維持部隊の権限の強化を要請した。

 首脳会合には潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)国連事務総長、ルワンダやコンゴ民主共和国などの各国首脳らが参加し、会合後に宣言文が発表された。

 一方コンゴでは、会合の開催中も、ローラン・ヌクンダ(Laurent Nkunda)司令官率いる反政府勢力の人民防衛国民会議(National Congress for the Defence of the PeopleCNDP)と政府軍が、北キブ州の州都ゴマ(Goma)の北方15キロメートル付近で衝突し、付近の避難民キャンプから大勢の避難民が脱出した。(c)AFP/Lucie Peytermann