アフガン復興の脅威はタリバンではなく今冬の飢饉、英シンクタンク
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【10月31日 AFP】英シンクタンクの王立統合防衛安全保障研究所(Royal United Services Institute、RUSI)は31日、アフガニスタンの復興における最大の脅威は活発化する武装勢力の攻撃ではなく、迫り来る飢饉(ききん)だと警告した。
RUSIによると、世界的な食糧価格の高騰や夏の干ばつなどさまざまな要因が重なって、この冬アフガニスタンで飢饉が起こる条件ができているという。
RUSIのアナリスト、ポール・スミス(Paul Smyth)氏は、「世界の注目はテロ化する暴力に集まっているが、その裏で現在、アフガン国民の約3分の1にあたる推定840万人が慢性的な食糧不足に陥っている」「暴力行為が国連(UN)の支援活動に与える影響がどの程度であれ、飢えと栄養失調のまん延はそれ以上にアフガニスタンの発展を阻害する要因になるだろう」などと指摘した。(c)AFP
RUSIによると、世界的な食糧価格の高騰や夏の干ばつなどさまざまな要因が重なって、この冬アフガニスタンで飢饉が起こる条件ができているという。
RUSIのアナリスト、ポール・スミス(Paul Smyth)氏は、「世界の注目はテロ化する暴力に集まっているが、その裏で現在、アフガン国民の約3分の1にあたる推定840万人が慢性的な食糧不足に陥っている」「暴力行為が国連(UN)の支援活動に与える影響がどの程度であれ、飢えと栄養失調のまん延はそれ以上にアフガニスタンの発展を阻害する要因になるだろう」などと指摘した。(c)AFP