【10月29日 AFP】スーダン南部で今月18日、石油関連企業の中国人作業員9人が拉致されていた事件で、この作業員のうち3人の遺体と負傷した3人が28日、スーダンの首都ハルツーム(Khartoum)に到着した。同地では、遺体の本国送還を前に、国連(UN)の平和維持活動で同国に展開している中国軍によって軍葬が執り行なわれた。

 この拉致事件について、スーダン政府は27日、作業員のうち5人が射殺、2人が負傷しながらも「逃走」、2人が拉致されたままと発表していた。これに対し、中国外務省は28日、4人が殺害、4人が「救出」、1人が行方不明だと発表した。

 一方、スーダン外務省のMutrif Sadiq次官は記者団に対し、残る3人の行方については明らかになっておらず、生死に関しても不明だと語った。(c)AFP/Abdelmoniem Abu Edries Ali