【9月29日 AFP】(一部更新)イラク・バグダッド(Baghdad)で28日、爆弾事件が相次ぎ、少なくとも33人が死亡した。そのうち3件は、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」の日中の断食が終了したことを祝っていた人々を狙ったものだったという。治安当局者が明らかにした。

 地元当局者がAFPに語ったところによると、バグダッド近郊Shurtaでは、シーア派(Shiite)のモスク近くに駐車してあったミニバスが爆発し、12人が死亡、35人が負傷したという。また、Hai al-Amilでも2件目の自動車爆弾攻撃が発生し、1人が死亡、1人が負傷した。

 バグダッド中心部のカラダ(Karrada)地区では、自動車爆弾と路上に仕掛けられた爆弾が爆発し、19人が死亡、72人が負傷した。当局者によると、死者の中には、警察官と女性がそれぞれ3人ずつ含まれていたという。

 一方、政府系テレビ局のアルイラキーヤ(Al-Iraqiya)は、カラダ地区での爆発は自動車爆弾と自爆攻撃によるもので、自動車爆弾が爆発した現場に人々が集まってきたところで自爆犯が自爆したと伝えている。

 治安当局者によると、この3件の爆弾事件に先立ち、バグダッド西部のマンスール(Mansur)地区でも路上に仕掛けられた爆弾が爆発し、1人が死亡、3人が負傷しているという。(c)AFP/Salam Faraj