【9月21日 AFP】スペイン北部バスク(Basque)自治州のオンダロア(Ondorroa)で21日早朝、自動車爆弾が警察署前で爆発し、7人が負傷した。地元警察が発表した。

 地元警察の広報担当によると、犯人らは現地時間午前4時30分(日本時間11時30分)ごろ、署内に火炎瓶を投げ込み、警官らを外へ誘い出した上で、警察署前の壁際に停めた自動車を爆発させた。

 数時間前の深夜0時前後には、同自治州の州都ビトリア(Vitoria)市内のCaja Vital銀行本社前で自動車爆弾が爆発していたが、負傷者はなかった。2件の爆発ではそれぞれ約100キロの爆発物が使用され、周囲は激しく損傷した。

 当局は、両事件ともにバスク地方の分離独立を求める非合法組織「バスク祖国と自由(ETA)」の犯行とみて捜査を進めている。(c)AFP/Fabien Zamora