【8月26日 AFP】ロシア・グルジア間で続いている緊張関係について、米国防総省は25日、ロシア軍が依然、グルジアとの停戦協定を拒否していると発表した。

 ロシア議会は25日、アブハジア(Abkhazia)自治共和国と南オセチア(South Ossetia)自治州の独立を承認するよう大統領に求める要請を可決していた。一方、欧州諸国と米国は同日、両地域の独立承認を拒否するようロシアに求めていた。

 欧州連合(EU)の議長国を務めるフランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領は、来週にも首脳国会談を開催したいと発表したが、ロシアへの対応について加盟国内で意見の相違が表面化する危険性も指摘されている。

 事態が長期化する中、軍事衝突の爪あとは一般市民の間に深刻な影を落としている。(c)AFP