【8月18日 AFP】イラク・バグダッド(Baghdad)北部のイスラム教スンニ派(Sunni)が多く住むアダミヤ(Adhamiyah)地区にあるモスク近くで17日、男が自爆し、少なくとも15人が死亡、30人が負傷した。治安当局がAFPに明らかにした。

 現場付近にいた治安当局者やAFP記者によると、自爆犯は同地区にあるアブハニファ(Abu Hanifa)モスク近くの検問所で、着用していた爆発物を仕込んだベストを爆発させたという。

 イラク内務省は、自爆犯は犯行当時、自転車に乗っていたとしている。また、複数の目撃者は、自爆犯は女性を装っていたとAFP記者に語った。

 この検問所は、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)と戦う地元のスンニ派組織のメンバーによって管理されていたという。こうしたスンニ派組織は「覚醒評議会(Awakening)」と呼ばれ、米軍の支援を受けて武装勢力と戦っており、日ごろからアルカイダからの攻撃を受けている。(c)AFP