【7月27日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の治安部隊は26日、同地区内でマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)自治政府議長が率いるファタハ(Fatah)支持者ら少なくとも160人を拘束した。

 ガザ市(Gaza City)郊外の海岸で25日、自動車が爆発しハマスのメンバー5人と少女1人が死亡した。爆発の原因などは明らかになっていないが、ハマスは、ファタハが関与しているとしていた。

 人権団体パレスチナ人権センター(Palestinian Centre for Human Rights)によると爆発以来少なくとも160人が拘束された。また、銃撃戦が発生した地区もあったという。

 自治府政府は声明を発表し、この「謎めいた爆発事件」へのファタハの関与を否定した。(c)AFP/Adel Zaanoun