【7月22日 AFP】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のナブルス(Nablus)で21日、炎上する発射物が発見され、パレスチナ側はユダヤ人入植者が撃ち込んだ手製ミサイルだと主張している。

 パレスチナのMa'an通信は地元代表者の話として、入植者が発射した発射物がAwarta村とOdala村の間にある農地に着弾したと伝えた、被害者はいなかったという。

 イスラエル警察の報道官は、この発射物は手製爆弾では「絶対にない」と語り、この報道を否定した。また、発射物が飛来した方向などの詳細については言及を避けながらも、「パレスチナ人の子どもが見つけ、火をつけて遊んでいた105ミリ迫撃砲弾の残がいだ」と語った。

 この報道官は、こうした迫撃砲弾は過去にイスラエル軍でも照明弾として使用されていたことを明らかにしたが、製造元については確認できなかったとしている。

 イスラエルとの間で停戦が発効するまで、ガザ地区(Gaza Strip)のパレスチナ武装勢力はほぼ毎日、イスラエル南部に向けて粗製の手製ロケットを発射していた。だが、そうしたロケット弾がヨルダン川西岸で発射されたという報道は確認されていない。(c)AFP