【7月14日 AFP】アフガニスタン東部クナル(Kunar)州の山岳地帯で13日、北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)と武装勢力との戦闘で、ISAF兵士9人が死亡した。1回の戦闘におけるISAFの死者数としては、2001年に同軍が設立されて以来、最悪の規模となった。

 南部ヘルマンド(Helmand)州でも同日、爆弾攻撃に巻き込まれ米兵1人が死亡した。一方、ISAFは同地で2日続いた戦闘で武装勢力40人を殺害したと発表した。

 ISAFはアフガニスタン各地で旧支配勢力のイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)の掃討を続けているが、タリバンは国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)などの支援を受けて巻き返しを図っており、アフガニスタンの治安は近年、著しく悪化している。(c)AFP