イラク外相、駐留米軍の地位協定「まもなく最終合意」 米政府は否定
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【7月2日 AFP】(一部更新)イラクのホシヤル・ジバリ(Hoshyar Zebari)外相は2日、イラク駐留米軍の地位協定(Status of Forces Agreement、SOFA)をめぐる米国との交渉について、「まもなく最終合意に達する」と発表した。
米軍のイラク駐留の根拠である国連安保理決議の期限が08年末で切れることを受けて、米イラク間の安全保障協定では、09年降の米軍駐留継続にあたっての基本原則の締結を目指している。
ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領とヌーリ・マリキ(Nuri Al-Maliki)イラク首相は前年11月、イラク駐留米軍の地位協定を7月末までに締結することで合意していた。
しかし前月、イラクの政治派閥やシーア(Shiite)派指導者らが、地位協定について「永遠の隷属」と批判するなど強い反発を示したため、交渉は暗礁に乗りあげていた。ジバリ外相も30日までの締結期限までは、交渉妥結に向けた複雑で困難な交渉が行われるとの見方を示している。
一方、米政府側は、国家安全保障会議(National Security Council、NSC)のゴードン・ジョンドロー(Gordon Johndroe)報道官が「交渉は通常通り、引き続き行われている」と語るなど、ジバリ外相の「最終合意」発言を否定している。(c)AFP
米軍のイラク駐留の根拠である国連安保理決議の期限が08年末で切れることを受けて、米イラク間の安全保障協定では、09年降の米軍駐留継続にあたっての基本原則の締結を目指している。
ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領とヌーリ・マリキ(Nuri Al-Maliki)イラク首相は前年11月、イラク駐留米軍の地位協定を7月末までに締結することで合意していた。
しかし前月、イラクの政治派閥やシーア(Shiite)派指導者らが、地位協定について「永遠の隷属」と批判するなど強い反発を示したため、交渉は暗礁に乗りあげていた。ジバリ外相も30日までの締結期限までは、交渉妥結に向けた複雑で困難な交渉が行われるとの見方を示している。
一方、米政府側は、国家安全保障会議(National Security Council、NSC)のゴードン・ジョンドロー(Gordon Johndroe)報道官が「交渉は通常通り、引き続き行われている」と語るなど、ジバリ外相の「最終合意」発言を否定している。(c)AFP