【6月9日 AFP】イラクでは8日、北部で車両爆弾による自爆攻撃で米兵1人が死亡し18人が負傷、さらに首都バグダッド(Baghdad)中心部や各地でも攻撃が相次ぎ、民間人計13人が死亡した。

 北部では8日、車両爆弾による自爆攻撃で米軍兵士1人が死亡、18人が負傷、米軍と契約していたイラク人2人も負傷した。米軍によると攻撃があったのは故サダム・フセイン(Saddam Hussein)大統領の出身地ティクリート(Tikrit)の北にある小さなパトロール拠点だった。

 バグダッド西部Al-Yarmuk地区の警察署付近では道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発し、民間人4人が死亡、23人が負傷した。内務省と医療関係者が明らかにした。

 米国大使館やイラク官庁がある、バグダッドの米軍管理区域グリーンゾーン(Green Zone)では8日、迫撃弾による攻撃があり、3人が死亡、7人が負傷した。

 イランとの国境に近いバグダッド北東のQazaniyaでは、武装した一団が市場に乱入し5人を殺害した。また、バグダッド南部のイスカンダリヤ(Iskandiriyah)では警察車両を狙ったとみられる爆弾が爆発し、民間人1人が死亡した。(c)AFP/Benjamin Morgan