【4月29日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で28日、イスラエル軍の攻撃があり、1-5歳の子ども4人とその母親、武装組織の戦闘員1人の計6人が死亡した。

 子ども4人は、それぞれ1歳、3歳、4歳、5歳。ガザ地区ベイトハヌン(Beit Hanun)の自宅を戦車の砲撃が直撃した。医療関係者によると、母親は負傷して病院に搬送されたが、その後死亡した。

 パレスチナの治安当局によると、イスラエルとガザ地区との境界に近いこの家の付近では、イスラム原理主義組織「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」とイスラエル軍が交戦していたという。また、イスラム聖戦によると、同地区で戦闘員1人が死亡したという。
 
 一方、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、29日から4日ぶりにガザ地区での食糧配給を再開する。

 UNRWAは24日、現在イスラエルが封鎖しているガザ地区の65万人への食糧配給を、配送用トラックの燃料不足から停止した。 

 広報担当者は、ディーゼル燃料5万5000リットルを受け取り、配給再開が可能になったと発表したが、「ガザ地区の燃料危機を解決するには、はるかに不足している」と訴えた。

 当局者によると、燃料輸送車が28日、ガザ地区のほぼ全ての燃料を供給しているナハル・オズ(Nahal Oz)の燃料燃料貯蔵施設からディーゼル燃料を受け取ったという。(c)AFP