【4月26日 AFP】ペルシャ湾で24日、米軍の契約船が接近してきたイラン船とみられる高速艇2隻に対し警告射撃した。米国防総省幹部が25日、明らかにした。

 米軍が契約するウェストワード・ベンチャー(Westward Venture)は24日朝、イラン沖「数十マイル」の海域で高速艇に接近された。警告射撃を受けた高速艇は海域を去ったという。

 一方イランでは国営衛星放送アルアラム(Al Alam)が革命防衛隊海上部隊関係者の発言としてイラン艇が外国船に接近した事実はないと否定、「もし射撃が事実だったとしたら、イラン船に対してではない」と述べた。

 米海軍幹部によると高速艇が近づいてきたためウェストワード・ベンチャーは適切な手段を踏んだ後、射撃した。高速艇がその海域を去った少し後、ウェストワード・ベンチャーはイラン沿岸警備隊と称する船舶から連絡を受けたという。幹部はこの船舶が先の2隻のうちの1隻か、別の船舶かは明らかになっていないとした上で、連絡は正確で所定のものだったと述べた。(c)AFP