パキスタンのタリバン幹部、支持者に攻撃中止命令
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【4月25日 AFP】パキスタンで前年12月に発生したベナジル・ブット(Benazir Bhutto)元首相暗殺の首謀者とされる、イスラム原理主義組織タリバン(Taliban)幹部のバイトゥッラー・メスード(Baitullah Mehsud)容疑者が、政府との和平交渉が進む中、同容疑者の支持者に対し攻撃を中止するよう命令した。タリバンが発行した通達で24日、明らかとなった。
タイプされた通達は、アフガニスタン国境の部族地域ワジリスタン(Waziristan)や北西辺境州(North West Frontier Province)の一部で23日に配布されたもので、AFPが目撃したその通達には、「全面的な和平に向け、挑発的な行為を厳重に禁じる。これは最後通達で、例外はない」と記され、命令違反者は厳しく罰せられると警告されている。
メスード容疑者は前年、パキスタンのタリバン首領に指名されており、パキスタンや米当局は、同容疑者が国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とも結びつきを持つと見ている。
一方、パキスタン軍当局は同日、メスード容疑者の一方的な停戦を歓迎した。(c)AFP
タイプされた通達は、アフガニスタン国境の部族地域ワジリスタン(Waziristan)や北西辺境州(North West Frontier Province)の一部で23日に配布されたもので、AFPが目撃したその通達には、「全面的な和平に向け、挑発的な行為を厳重に禁じる。これは最後通達で、例外はない」と記され、命令違反者は厳しく罰せられると警告されている。
メスード容疑者は前年、パキスタンのタリバン首領に指名されており、パキスタンや米当局は、同容疑者が国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とも結びつきを持つと見ている。
一方、パキスタン軍当局は同日、メスード容疑者の一方的な停戦を歓迎した。(c)AFP