【4月22日 AFP】超党派の国会議員で作る会の政治家62人が22日、靖国神社に参拝した。近隣アジア諸国との友好関係改善努力の只中にある福田康夫(Yasuo Fukuda)首相に対しては参加要請はなかった。閣僚の参拝もなかった。

 自民党所属議員が大半を占めた62人の議員は、恒例の春季例大祭に合わせて靖国神社を参拝した。

 前日には李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)韓国大統領が東京入りしたが、小泉純一郎(Junichiro Koizumi)元首相の靖国参拝をめぐり関係悪化して以来、韓国大統領の来日は3年ぶり。また5月6日には、同じく靖国参拝を批判する中国の元首として10年ぶりに、胡錦涛(Hu Jintao)国家主席の来日を控えている。

 福田首相は前年の就任以来、アジアの近隣諸国との和解を重視している。靖国参拝については、不必要に反日感情を煽る、として長年反対の立場を表明している。(c)AFP