【4月21日 AFP】イラク北部サマラ(Samarra)で、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)によって破壊されたイスラム教シーア派の寺院、アスカリ(Al-Askari)聖廟の再建作業が進んでいる。作業は国連(UN)とイラク政府による840万ドル(約8億6800万円)規模の合同復興プロジェクトの一環。

 アスカリ聖廟は、12代イマーム(宗教指導者)マフディ(Mahdi)を奉った最も古いイスラム教シーア派4大聖廟の1つだが、2006年2月22日、爆発物を身に着けたアルカイダ戦闘員が同聖廟に突っ込んで自爆し破壊された。この時に、1905年に完成し同聖廟の象徴となっていた黄金ドームも崩壊した。(c)AFP