【4月7日 AFP】イラク・バグダッド(Baghdad)で6日、米軍管理区域(グリーンゾーン、Green Zone)と市内の米軍基地に対するロケット弾攻撃が相次ぎ、米軍兵士3人が死亡し、少なくとも31人が負傷した。米軍当局が発表した。

 米軍の報道官は「グリーンゾーンでは、2発のロケット弾によって、米兵2人が死亡、17-19人が負傷した」と語った。また、この攻撃とほぼ同じ頃、バグダッド東部Rustumiyah地区にある米軍基地でもロケット弾攻撃があり、米兵1人が死亡、少なくとも米兵14人が負傷したことも明らかにした。

 また、イラクの治安当局関係者によると、、このロケット弾攻撃に先立ち、イスラム教シーア(Shiite)派の反米指導者、ムクタダ・サドル(Moqtada al-Sadr)師の民兵組織、マフディ軍(Mahdi Army)が拠点としているバグダッド東部のサドルシティ(Sadr City)では同日、米軍とシーア派武装勢力との間で激しい戦闘があり、少なくとも20人が死亡、52人が負傷したという。

 米軍指令部によると、サドルシティからは、ロケット弾や迫撃砲による攻撃が毎日のように行われているという。(c)AFP