【3月22日 AFP】スリランカ北東沖で22日未明、同国海軍の高速攻撃艇1隻が、反政府勢力、タミル・イーラム解放のトラ(Liberation Tigers of Tamil EelamLTTE)の攻撃で爆破された。海軍当局およびLTTEが発表した。

 海軍当局によると、高速攻撃艇1隻が機雷により爆破され、LTTEが拠点とするムライティブ(Mullaitivu)の海域を巡回していた別の船舶が乗組員6人を救助したが、10人が依然として行方不明だという。

 これに対し、親LTTEのウェブサイトTamilnet.comは、「Black Sea Tiger」と呼ばれる自爆犯3人が行った自爆攻撃で高速攻撃艇を撃沈したと発表している。

 同サイトは高速攻撃艇の沈没後、海軍とLTTEが海上で交戦したとしているが、海軍はこれを否定している。

 この事件の数時間前の21日夜には、北部マンナル(Mannar)で軍のバスが地雷で爆破され、少なくとも兵士2人が死亡、6人が負傷していた。(c)AFP