中国当局、北京五輪を狙ったテロ計画を阻止、航空機テロ未遂も
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【3月10日 AFP】中国北西部のイスラム教徒が多数を占める新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の高官は9日、同自治区に関連した「テロ攻撃」が計画されていたことを明らかにした。国営新華社(Xinhua)通信が同日、報じた。
北京(Beijing)で開会中の全国人民代表大会(全人代=国会)に合わせて行われた記者会見でこの高官は、同自治区で今年初め、8月に開催される北京五輪を狙った「テロリスト」による攻撃計画が阻止されたと語った。
中国政府の公式発表によると、当局は今年1月27日、同自治区の区都ウルムチ(Urumqi)で攻撃計画を阻止するための急襲作戦を展開。武装組織のメンバー2人を殺害し、15人を逮捕したという。
■ウルムチ発旅客機でもテロ未遂
また、別の同自治区高官は、中国南方航空(China Southern Airlines)のウルムチ発北京行き旅客機が7日、「テロリストによる攻撃」にあったが、当局によって阻止され未遂に終わっていたことも明らかにした。
この高官によると、「数人らが航空機事故を起こそうとした」ことが原因で、この旅客機は自治区隣りの甘粛(Gansu)省蘭州(Lanzhou)の空港に着陸を余儀なくされたという。計画は乗務員によって阻止され、乗員乗客は全員無事だったという。
また、当局は「実行者の身元や出身、背景」について調査中で、詳細は明らかにされなかった。同自治区関係者によると、蘭州で拘束されている容疑者らは実行者の人数等に関しては黙秘しているという。(c)AFP
北京(Beijing)で開会中の全国人民代表大会(全人代=国会)に合わせて行われた記者会見でこの高官は、同自治区で今年初め、8月に開催される北京五輪を狙った「テロリスト」による攻撃計画が阻止されたと語った。
中国政府の公式発表によると、当局は今年1月27日、同自治区の区都ウルムチ(Urumqi)で攻撃計画を阻止するための急襲作戦を展開。武装組織のメンバー2人を殺害し、15人を逮捕したという。
■ウルムチ発旅客機でもテロ未遂
また、別の同自治区高官は、中国南方航空(China Southern Airlines)のウルムチ発北京行き旅客機が7日、「テロリストによる攻撃」にあったが、当局によって阻止され未遂に終わっていたことも明らかにした。
この高官によると、「数人らが航空機事故を起こそうとした」ことが原因で、この旅客機は自治区隣りの甘粛(Gansu)省蘭州(Lanzhou)の空港に着陸を余儀なくされたという。計画は乗務員によって阻止され、乗員乗客は全員無事だったという。
また、当局は「実行者の身元や出身、背景」について調査中で、詳細は明らかにされなかった。同自治区関係者によると、蘭州で拘束されている容疑者らは実行者の人数等に関しては黙秘しているという。(c)AFP