コロンビア軍の越境攻撃、ベネズエラ大統領がけん制
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【3月2日 AFP】コロンビア空軍がエクアドル領内で左翼ゲリラの拠点を攻撃したことを受けて、ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領は1日、コロンビア軍の攻撃がベネズエラ国境を越えた場合には戦争に発展する可能性があると警告し、越境攻撃をけん制した。
コロンビア空軍は同日、西に国境を接するエクアドル領内で、コロンビア革命軍(Revolutionary Armed Forces of Colombia、FARC)の拠点を攻撃し、同組織ナンバー2のラウル・レジェス(Raul Reyes)司令官らを殺害していた。
首都カラカス(Carcas)の大統領宮でチャベス大統領は、コロンビアのアルバロ・ウリベ(Alvaro Uribe)大統領に対し、熟慮を求めるとしたうえで、「ベネズエラ領で同様のことをするなどという考えは持たないほうがいい。戦争開始の正当な理由となるからだ」と越境攻撃の自重を促した。
チャベス大統領はまた、エクアドルのラファエル・コレア(Rafael Correa)大統領と電話会談を行ったことを明かし、両大統領がコロンビア空軍の行為について「前例のない出来事で重く受け止めている」との認識を共有し、情報交換を行うことで一致したと述べた。
さらに大統領は、「コロンビア政府が隣国の領空を無責任に侵犯したことを認めたことは憂慮すべきこと」との見方を示した。
一方、ウリベ大統領は攻撃についてコレア大統領に電話連絡をしたが、攻撃前か攻撃後かは明らかにされていない。(c)AFP
コロンビア空軍は同日、西に国境を接するエクアドル領内で、コロンビア革命軍(Revolutionary Armed Forces of Colombia、FARC)の拠点を攻撃し、同組織ナンバー2のラウル・レジェス(Raul Reyes)司令官らを殺害していた。
首都カラカス(Carcas)の大統領宮でチャベス大統領は、コロンビアのアルバロ・ウリベ(Alvaro Uribe)大統領に対し、熟慮を求めるとしたうえで、「ベネズエラ領で同様のことをするなどという考えは持たないほうがいい。戦争開始の正当な理由となるからだ」と越境攻撃の自重を促した。
チャベス大統領はまた、エクアドルのラファエル・コレア(Rafael Correa)大統領と電話会談を行ったことを明かし、両大統領がコロンビア空軍の行為について「前例のない出来事で重く受け止めている」との認識を共有し、情報交換を行うことで一致したと述べた。
さらに大統領は、「コロンビア政府が隣国の領空を無責任に侵犯したことを認めたことは憂慮すべきこと」との見方を示した。
一方、ウリベ大統領は攻撃についてコレア大統領に電話連絡をしたが、攻撃前か攻撃後かは明らかにされていない。(c)AFP