トルコ軍、イラク北部での軍事作戦は「必要な限り」継続
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【2月29日 AFP】ロバート・ゲーツ(Robert Gates)米国防長官は28日、トルコを訪問し、メフメト・ベジディ・ギョニュル(Mehmet Vecdi Gonul)国防相らと会談を行った。
会談でゲーツ長官は、トルコ軍がイラク北部で展開中のトルコ労働者党(Kurdistan Workers' Party、PKK)に対する越境軍事作戦に関し、トルコ軍の早期撤退を求めた。これに対し、トルコ側は作戦は「必要な限り」継続するとして要求を拒否した。
ゲーツ長官は、越境軍事作戦は「できる限り短期間かつ目標を限定したもの」であるべきと要求したが、ギョニュル国防相とヤシャル・ビュユクアヌト(Yasar Buyukanit)軍参謀総長は、撤退期限の設定に関しては言及しなかった。
ギョニュル国防相は「トルコは必要な限りイラク北部での作戦を継続する」とした上で、PKKの拠点を壊滅させるまではトルコ軍の撤退はないとの見解を示した。
イラクの治安関係者によると、ゲーツ長官が首都アンカラ(Ankara)でトルコ側との協議を行っている間も、トルコ軍の戦闘機がイラク北部のPKK拠点に対する空爆を行い、主要拠点のあるザップ(Zap)地区近郊では激しい地上戦も報告されているという。(c)AFP/Hande Culpan/Jim Mannion
会談でゲーツ長官は、トルコ軍がイラク北部で展開中のトルコ労働者党(Kurdistan Workers' Party、PKK)に対する越境軍事作戦に関し、トルコ軍の早期撤退を求めた。これに対し、トルコ側は作戦は「必要な限り」継続するとして要求を拒否した。
ゲーツ長官は、越境軍事作戦は「できる限り短期間かつ目標を限定したもの」であるべきと要求したが、ギョニュル国防相とヤシャル・ビュユクアヌト(Yasar Buyukanit)軍参謀総長は、撤退期限の設定に関しては言及しなかった。
ギョニュル国防相は「トルコは必要な限りイラク北部での作戦を継続する」とした上で、PKKの拠点を壊滅させるまではトルコ軍の撤退はないとの見解を示した。
イラクの治安関係者によると、ゲーツ長官が首都アンカラ(Ankara)でトルコ側との協議を行っている間も、トルコ軍の戦闘機がイラク北部のPKK拠点に対する空爆を行い、主要拠点のあるザップ(Zap)地区近郊では激しい地上戦も報告されているという。(c)AFP/Hande Culpan/Jim Mannion