【2月3日 AFP】(2月4日 一部更新)スリランカ・コロンボ(Colombo)のフォート(Fort)駅で3日、自爆テロが発生し、少なくとも12人が死亡、100人以上が負傷した。同国では、4日の独立記念日を前に厳しい警備態勢が敷かれていたが、同日午前にはコロンボ郊外の動物園でも手りゅう弾による攻撃があり、少なくとも6人が負傷した。

 爆発は、コロンボと郊外をつなぐ路線の列車が同駅に到着した際に起こった。警察の広報官は今回の事件について、反政府武装勢力「タミル・イーラム解放の虎(Liberation Tigers of Tamil EelamLTTE)のメンバーとみられる女性による犯行だと述べた。

 また、事件現場の警察官によると、当初の報告では実行犯の女性は列車に乗り込み自爆したとのことだったが、その後の法医学専門家の調べで、この女性は、乗客が列車から降りてくるのと同時に、駅のホームで自爆したとの結論を出した。

 なお、今回の自爆テロについて犯行声明はまだ出されていない。(c)AFP/Mel Gunasekera