【2月2日 AFP】スリランカのコロンボ(Colombo)の北約150キロのダンブッラ(Dambulla)のバス停で2日、停車中のバスが爆発し少なくとも20人が死亡、61人が負傷した。軍および病院の関係者が明らかにした。同国の反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」( Liberation Tigers of Tamil EelamLTTE)の犯行と見られている。

 病院関係者によると多数の被害者はひどいやけどを負っているという。また、犠牲者に外国人はいないという。

 バスは巡礼に向かう仏教徒を乗せ同国中央部のキャンディ(Kandy)から中北部のアヌラダプラ(Anuradhapura)に向かう途中で、同国北部の交通の要衝であるダムブーラでさらに乗客を乗せるため停車していた。

 警察は現場を封鎖して調査を行っている。ある警察関係者は爆発はバス内部で発生した可能性があると語った。

 この地域では2006年10月にもタミル・イーラム解放のトラによる自爆攻撃が発生し、休暇で故郷に向かっていた水兵少なくとも116人が死亡している。4日の独立60周年を前に、スリランカでは警備が強化されていた。(c)AFP