【2月1日 AFP】(2月2日一部更新、写真追加)イラクの首都バグダッド(Baghdad)で1日、買い物客で賑わう2つの市場で女性による自爆攻撃があり、治安当局および医療関係者によると少なくとも64人が死亡、100人以上が負傷した。

 1つ目の爆発は同日午前、ペット用の動物が取引されるAl-Ghazl市場で発生。段ボール箱に隠されていた爆弾が爆発した。続いてバグダッド南東部のAl-Jadida地区の市場でも、道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発した。 

 イラク国防省によると、2件の爆発による死者数は少なくとも43人、負傷者は85人にのぼり、ここ数か月で最悪の爆発事件となった。

 ある病院には少なくとも遺体30体が搬送されており、遺体の数があまりに多く爆発で手足などがバラバラになったものもあるため、正確な死者数は把握できていないという。

 別の病院では、少なくとも遺体6体が搬送されたほか、負傷者25人を収容しているという。(c)AFP