ケニア西部で死者14人、民族間衝突続く
このニュースをシェア
【1月28日 AFP】大統領選の結果をめぐり暴動が続くケニア西部リフトバレー(Rift Valley)州のナイバシャ(Naivasha)で27日、民族間の衝突で少なくとも14人が死亡した。これにより、同州で24日から続いている衝突の死者は130人に達した。
事態の沈静化を目指して22日にケニア入りしたコフィ・アナン(Kofi Annan)前国連(UN)事務総長が、27日には野党オレンジ民主運動(Orange Democratic Movement、ODM)のライラ・オディンガ(Raila Odinga)党首とナイロビ(Nairobi)で会談したが、情勢は好転していない。
リフトバレー州では、大統領選で再選を果たしたムワイ・キバキ(Mwai Kibaki)大統領を支持するキクユ人(Kikuyu)と、選挙に不正があったと主張する対抗馬、オディンガ氏を支持するルオ人(Luo)およびカレンジン人(Kalenjin)の間で、土地所有をめぐる長年の民族対立が表面化し、衝突が激化した。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch)は前週、野党が同州の民族紛争をあおっていると非難したが、野党側はこれを否定している。
AFPの27日現在の統計によると、大統領選に起因する暴動による死者は約900人、難民数は26万人に上っている。(c)AFP/Bogonko Bosire
事態の沈静化を目指して22日にケニア入りしたコフィ・アナン(Kofi Annan)前国連(UN)事務総長が、27日には野党オレンジ民主運動(Orange Democratic Movement、ODM)のライラ・オディンガ(Raila Odinga)党首とナイロビ(Nairobi)で会談したが、情勢は好転していない。
リフトバレー州では、大統領選で再選を果たしたムワイ・キバキ(Mwai Kibaki)大統領を支持するキクユ人(Kikuyu)と、選挙に不正があったと主張する対抗馬、オディンガ氏を支持するルオ人(Luo)およびカレンジン人(Kalenjin)の間で、土地所有をめぐる長年の民族対立が表面化し、衝突が激化した。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch)は前週、野党が同州の民族紛争をあおっていると非難したが、野党側はこれを否定している。
AFPの27日現在の統計によると、大統領選に起因する暴動による死者は約900人、難民数は26万人に上っている。(c)AFP/Bogonko Bosire