【1月26日 AFP】大統領選の結果をめぐり暴動が続くケニアで、西部リフトバレー(Rift Valley)州各地で25日、民族間の衝突が発生し、少なくとも15人が死亡した。警察当局が明らかにした。

 警察当局によると、州都ナクル(Nakuru)ではおのや鉄棒、弓矢で武装した人々が衝突、8人が死亡、警官1人を含む6人が負傷した。これを受け、当局は午後7時から翌朝7時までの夜間外出禁止令を発令。夜間外出禁止令が発令されたのは前月の暴動開始以来2度目となった。

 警察当局は同日午後、ヘリコプターで上空を巡回。警察予備隊も地上で巡回を行った。

 首都ナイロビ(Nairobi)に続く幹線道路では暴徒化した人々が街路樹を切り倒してバリケードを作っており、軍の車両が排除に向かった。

 また、警察当局によると同州モロ(Molo)でも少なくとも7人が死亡した。(c)AFP/Irene Wamaru