【1月25日 AFP】(1月25日 写真追加)パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)南部ラファ(Rafah)でエジプトとの境界の壁が爆破され大量のガザ地区住民がエジプト領内に流入している問題で、エジプト政府は25日、破壊された境界壁を同日午後に閉鎖すると通告した。

 エジプト治安部隊は、拡声器を通じてガザ地区住民に、同日午後3時(GMT午後1時)をもって破壊された境界壁の閉鎖を告げた。

 同境界壁は23日夜、パレスチナ武装勢力によって破壊されて以来、ガザ地区のパレスチナ人多数が食糧や物資、燃料などを求めてエジプト領内に流入する事態が続いている。

 エジプト側治安筋は、閉鎖通告はエジプト領土内に流入したパレスチナ人に、ガザ地区に帰る十分な時間を与えるためだとしている。同国内に流入したパレスチナ人の正確な人数はわかっていない。(c)AFP/Mehdi Lebouachera