【1月23日 AFP】国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の指導者、ウサマ・ビンラディン(Osama Bin Laden)容疑者がインターネット利用者に呼びかけて、同組織のナンバー2、アイマン・ザワヒリ(Ayman al-Zawahiri)容疑者への質問を受け付けていたことが分かった。

 ビンラディン容疑者のメッセージはアルカイダが常用する3つのウェブサイトに掲載された。質問資格は「個人およびメディア」、受付期間は今月16日までの1か月と設定されていた。アルカイダのメディア部門アル・サハブ(Al-Sahab)が「可能な限り早く」回答するという。メッセージが間違いなくアルカイダのものかは確認できていない。

 寄せられた質問は、アルカイダの戦略や戦術、ビンラディン容疑者の健康状態、イラク、アフガニスタン、ソマリア等の紛争地域における同容疑者の活動状況などが多いという。

 米民間情報機関サイト・インテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)によると、最も多かった質問は「アルカイダはなぜパレスチナで作戦を実行しないのか」、「イスラム教武装組織ファタハ・イスラム(Fatah al-Islam)がレバノン北部のナハル・アルバレド(Nahr al-Bared)パレスチナ難民キャンプを占拠した際になぜ呼応しなかったのか」の2つだという。(c)AFP