【1月21日 AFP】イスラエルによる封鎖が続くパレスナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)唯一の発電所が20日、発電用燃料不足のため稼働を停止した。

 稼働停止により、同地区の住民が必要とする電力量の30%がカットされ、すでに電力の供給が削減されていたため、さらに深刻な停電が発生するのは必至だ。

 発電所の責任者、Rafiq Mlihaさんは「稼働停止は、住民だけではなく、病院や水処理施設にとても深刻な影響をもたらすだろう」と述べた。

 またMliha氏は、発電に必要な燃料の供給再開を、イスラエル政府がいつ認めるかについては分からないと語った。

 イスラエル政府は、同地区を実効支配しているイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)によるロケット弾攻撃に対する報復として、境界にある検問所を3日連続封鎖している。(c)AFP/Adel Zaanoun