【1月16日 AFP】レバノンの首都ベイルート(Beirut)北部で15日、米大使館の車両を狙ったとみられる遠隔操作の爆弾が爆発し、3人が死亡した。レバノンでは、議会による大統領選出が12回も延期されるなど政情不安が続いており、暗殺や爆弾事件が頻発している。

 現地の治安関係者によると、米大使館の車両が、ダウラ(Dawra)、カランティーナ(Qarantina)地区間を走行していたところ、爆弾が爆発したという。この爆発で、通りがかりの車両に乗っていた市民2人とバイクに乗っていたシリア人1人の計3人が死亡、21人が負傷したという。

 一方、米国務省は、狙われたとみられる車両のレバノン人運転手が軽傷を負ったが、米国民には負傷者がいなかったことを明らかにした。(c)AFP/Jocelyne Zablit