【1月11日 AFP】コロンビアの左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(Revolutionary Armed Forces of ColombiaFARC)」が10日に解放しベネズエラ政府に引き渡した、クララ・ロハス(Clara Rojas)さんと、コンスエロ・ゴンサレス・デ・ペルドモ(Consuelo Gonzalez de Perdomo)元議員が同日、ベネズエラの首都カラカス(Caracas)の空港に到着した。

 2人は、コロンビア国内のジャングルで解放され、ベネズエラのヘリコプターによってベネズエラ西部サンクリストバル(San Cristobal)州サント・ドミンゴ(Santo Domingo)まで運ばれ、そこから航空機でカラカスに向かったという。

 航空機を降りた2人は、出迎えにきていたゴンザレス元議員の娘たちやロハスさんの母親のクララ・ゴンザレス(Clara Gonzalez)さんらと滑走路上で涙ながらの再会を果たした。

 ゴンザレス元議員は2001年に、ロハスさんは2002年2月に、フランス系コロンビア人のイングリッド・ベタンクール(Ingrid Betancourt)元大統領候補の選挙運動中、FARCによって元大統領候補とともに誘拐されていた。

 ロハスさんは、依然として人質にとられているベタンクール氏に関しては、最近3年間は何も情報を得ていないことを明らかにした。さらに、ロハスさんはコロンビアのラジオ局カラコル(Caracol)に対して、FARCが人質としてとっている残り8人が生存している証拠をベネズエラ当局に示したと語った。(c)AFP