【1月3日 AFP】スリランカの中心都市コロンボ(Colombo)で2日、陸軍関係者を乗せたバスが道路脇に仕掛けられた爆弾で爆破され、少なくとも5人が死亡、23人が負傷した。反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(Liberation Tigers of Tamil EelamLTTE)」の犯行とみられる。

 爆発が起きたのはコロンボの商業地区で、複数の重要な陸軍関連施設がある地域。道路脇に爆弾を仕掛ける手口はLTTEの常とう手段とされる。

 スリランカ北部では最近新たな衝突も発生しており、今回の事件は軍の最高司令官がLTTEに対する勝利を発表した直後に発生した。

 LTTEは1972年に少数派タミル人が多く居住するスリランカ北部の独立闘争を開始。紛争でこれまでに6万人以上が犠牲となっている。(c)AFP