コロンビア人質事件、救出作戦開始も解放の時間や場所の指定なし
このニュースをシェア
【12月29日 AFP】コロンビアの左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(Revolutionary Armed Forces of Colombia、FARC)」が約束している人質3人の解放について、ベネズエラ政府が手配した人質救出用のヘリコプター2機が28日、人質救助作戦の拠点であるコロンビア・ビジャビセンシオ(Villavicencio)に到着した。
赤十字国際委員会(International Committee of the Red Cross、ICRC)のマークが描かれたヘリ2機について、救出作戦を指揮するベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領は28日、翌29日にも人質救出に向かうことが可能だと述べたが、FARC側は人質解放の場所を指定していない。
ICRC広報担当は、ジャングル上空の夜間飛行は危険だとして、28日中の人質受け渡しの可能性を否定した。
ビジャビセンシオには「密林をよく知る」先住民約100人の捜索・救助隊が待機している。
今回FARCが解放を表明したのは2001年に拉致されたConsuelo Gonzalez de Perdomo元議員(57)と2002年に拉致されたクララ・ロハス(Clara Rojas)さん(44)、ロハスさんが拘束されている間にゲリラメンバーとの間に生まれた3歳の男の子の3人。
解放される場所は、コロンビア中部から東部に広がる荒野とみられている。地域内に道路網は整っていないが、麻薬の密輸業者が使う小型機用の滑走路は多い。
FARCが「政治的」人質を一方的に解放するのはおよそ5年ぶりとなる。(c)AFP/Alexander Martinez
赤十字国際委員会(International Committee of the Red Cross、ICRC)のマークが描かれたヘリ2機について、救出作戦を指揮するベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領は28日、翌29日にも人質救出に向かうことが可能だと述べたが、FARC側は人質解放の場所を指定していない。
ICRC広報担当は、ジャングル上空の夜間飛行は危険だとして、28日中の人質受け渡しの可能性を否定した。
ビジャビセンシオには「密林をよく知る」先住民約100人の捜索・救助隊が待機している。
今回FARCが解放を表明したのは2001年に拉致されたConsuelo Gonzalez de Perdomo元議員(57)と2002年に拉致されたクララ・ロハス(Clara Rojas)さん(44)、ロハスさんが拘束されている間にゲリラメンバーとの間に生まれた3歳の男の子の3人。
解放される場所は、コロンビア中部から東部に広がる荒野とみられている。地域内に道路網は整っていないが、麻薬の密輸業者が使う小型機用の滑走路は多い。
FARCが「政治的」人質を一方的に解放するのはおよそ5年ぶりとなる。(c)AFP/Alexander Martinez