【12月21日 AFP】イラク駐留米軍は20日、ディヤラ(Diyala)州ムクダディヤ(Muqdadiyah)で同国武装勢力による「拷問施設」と付近に埋めてあった遺体26体を発見したと発表した。

 この施設は、今月8-11日にかけて行われたIron Reeper作戦中に発見された。駐留米軍によると、この「拷問施設」は3つの収容施設からなっており、壁と天井には鎖がとり付けられ、電源装置に接続されたベッドや血まみれの道具もあったという。

 ディヤラ州では20日、自爆攻撃が発生しイラク兵13人と米兵1人が死亡、米兵10人を含む25人が負傷していた。また、州都バクバ(Baquba)の南にあるKananで、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とみられる武装勢力と治安部隊との間でも戦闘が発生し、自爆攻撃の犠牲者も含めて同州全体で少なくとも36人が死亡している。(c)AFP