米国の保有核廃棄計画、大幅に加速
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【12月19日 AFP】米国が核兵器廃棄計画の実施を加速しており、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は年末までに保有核を「大幅削減」することを承認した。18日、ホワイトハウス(White House)が発表した。
ダナ・ペリーノ(Dana Perino)大統領報道官が同日、「2007年末までに米国の保有核兵器の大幅削減を実行することを大統領が承認した」と発表。この大規模な削減計画は2004年に初めて発表された。削減後、「米国の保有する核の量は冷戦終結時の4分の1未満になる」という。
計画内で核兵器の処理・解体を担う核安全保障局(National Nuclear Security Administration、NNSA)のJohn Broehm報道官はAFPの取材に対し、2004年の設定目標である保有核半減を達成しつつあると説明した。
一方、ある有識者は計画実施の加速について、ブッシュ政権にとって「(自分たちを)良い人間に見せるために理にかない、容易にできることだ。すべての敵を15分以内に焼き尽くせる能力を持つ米国の力が変化するわけではない」とコメントしている。
(c)AFP
ダナ・ペリーノ(Dana Perino)大統領報道官が同日、「2007年末までに米国の保有核兵器の大幅削減を実行することを大統領が承認した」と発表。この大規模な削減計画は2004年に初めて発表された。削減後、「米国の保有する核の量は冷戦終結時の4分の1未満になる」という。
計画内で核兵器の処理・解体を担う核安全保障局(National Nuclear Security Administration、NNSA)のJohn Broehm報道官はAFPの取材に対し、2004年の設定目標である保有核半減を達成しつつあると説明した。
一方、ある有識者は計画実施の加速について、ブッシュ政権にとって「(自分たちを)良い人間に見せるために理にかない、容易にできることだ。すべての敵を15分以内に焼き尽くせる能力を持つ米国の力が変化するわけではない」とコメントしている。
(c)AFP