【12月18日 AFP】(12月19日一部更新)イスラエル軍は17日夜から4回にわたりパレスチナ自治区のガザ地区(Gaza Strip)への空爆を実施し、イスラム原理主義組織「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」の軍事部門「アルクッズ旅団(Al-Quds Brigades)」のMajed al-Harazinガザ地区司令官(38)と、副官1人を含む戦闘員12人が死亡した。うち1人を除く全員が「アルクッズ旅団」のメンバーだった。

 イスラエル軍報道官は死亡した司令官について「イスラエル南部へのロケット弾攻撃を過去2年間にわたり指揮していた」と説明し、今回の空爆の目標だったことを明らかにした。また同報道官は「アルクッズ旅団」が「イスラエル南部へのロケット弾攻撃を準備していた」と説明している。

 18日にはイスラエル軍の特殊部隊によるヨルダン川西岸(West Bank)への攻撃も実施され、「アルクッズ旅団」の戦闘員1人が死亡した。(c)AFP/Sakher Abu El Oun