【11月27日 AFP】アフガニスタンで26日、タリバンによるものとみられる爆弾攻撃が2か所で発生し、アフガニスタン軍兵士4人と民間人4人が死亡した。当局者が明らかにした。

 治安当局者によると、同国首都カブール(Kabul)郊外Charasyabのイタリア軍が利用する道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発、車両1台が大破し、民間人4人が死亡した。警察当局者は、死亡した4人は地元の農民で、同車両が標的にされた理由は不明だとしている。爆弾は遠隔操作により爆発した可能性が高いという。

 同国の情報部当局者によれば、爆発のあった道路は、地元の治安部隊と同地域に駐屯地のあるイタリア軍が頻繁に利用している。

 イスラム原理主義勢力タリバン(Taliban)のZabihullah Mujahed報道官は、この事件にタリバンは関与していないと述べた一方、同国東部パクティア(Paktia)州で同日に起きた同様の爆弾攻撃については犯行を認めた。

 同地域のアフガニスタン軍報道官がAFPに語ったところによると、軍の車列が州都ガルデーズ(Gardez)近隣を通過した際、遠隔操作により爆弾が爆発、アフガニスタン軍兵士4人が死亡した。(c)AFP