【11月26日 AFP】スーダンの反政府組織「正義と平和運動(Justice and Equality MovementJEM)」のAbdel Aziz el-Nur Asher司令官は25日、同国西部ダルフール地方で平和維持活動(PKO)に当たる国連(UN)とアフリカ連合(African Union)の合同部隊の先遣隊として前日到着した中国人民解放軍の部隊を、政府軍の「同盟軍」と見なし、攻撃を免れることはできないと警告した。

 スーダン産石油の最大の輸入国である中国は、スーダン政府に兵器を販売しており、ダルフール紛争を扇動していると疑われているスーダン政府を国際社会の制裁から守っているとして非難されている。

 同司令官は電話でAFPに対し「われわれの立場は明確である。中国軍の部隊は平和のために派遣されたわけではなく、即時撤退しなければならない。さもなければわれわれは中国兵をスーダン政府軍の一部と見なし、しかるべき行動を取る」と警告した。(c)AFP/Mohamed Hasni