【11月20日 AFP】アフガニスタン南西部ニムロズ(Nimroz)州の庁舎の外で19日、自爆テロ事件が発生し、同州知事の息子1人と護衛6人が死亡、警察官と民間人を含む14人が負傷した。

 自爆テロが発生したのはザランジ(Zaranj)市にある州庁舎の入口付近で、州知事が庁舎内に入った直後だった。イランと国境を接するニムロズ州はアフガニスタン国内でも比較的治安の安定した地域だった。

 Ghulam Dastageer州知事はAFPに対し「ちょうど庁舎に入ったときに外で自爆テロが発生した。わたしが標的だったのは明らかだ」と語った。

 州警察のMohammad Daud Askaryar署長によると負傷者のうち4人が民間人。また、「攻撃は同州を恐怖に陥れるのが目的だったとみられる」と語った。

 イスラム原理主義勢力タリバン(Taliban)の報道官は、今回の自爆攻撃について電話で犯行声明を発表した。(c)AFP