ダルフール和平会議、国連とAUは協議継続を強調
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【10月29日 AFP】リビアのシルト(Sirte)で27日に始まったスーダン・ダルフール紛争の和平会議について、国連(UN)とアフリカ連合(African Union、AU)は28日、協議を中断するつもりはないとの意向を表明した。
主要な反政府勢力は和平会議開催前からボイコットを表明しており、27日の同会議初日に出席したのは、比較的勢力の小さい6グループのみだった。この事態に、会議を主宰するリビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐は、「ただちに会議を中止すべきだ」との見解を示していた。
これに対し国連のヤン・エリアソン(Jan Eliasson)事務総長特使は、会議初日後の記者会見で、「和平に向けた列車はすでに駅を出発した。問題は何人がこの列車に乗るかであり、乗りたいという人々を受け入れる用意がわれわれにはある」と述べ、和平プロセスを中断するつもりはないと語った。
AUの報道官も、「現段階で(和平プロセスが)成功か失敗かを論じることはできない。最も重要なのは、和平プロセスが始まったということだ」と話した。
エリアソン特使によると、国連およびAUは29日も、会議に出席している反政府勢力とスーダン政府との間で非公開協議を継続する。
AUのサリム・アフメド・サリム(Salim Ahmed Salim)特使は、「先に進むための計画を立てている。次なるステップは交渉を開始するために必要な条件を整えることだ。無期限に協議を続けるわけにはいかないが、ただちに交渉期限を設定するべきではない」と述べた。(c)AFP
主要な反政府勢力は和平会議開催前からボイコットを表明しており、27日の同会議初日に出席したのは、比較的勢力の小さい6グループのみだった。この事態に、会議を主宰するリビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐は、「ただちに会議を中止すべきだ」との見解を示していた。
これに対し国連のヤン・エリアソン(Jan Eliasson)事務総長特使は、会議初日後の記者会見で、「和平に向けた列車はすでに駅を出発した。問題は何人がこの列車に乗るかであり、乗りたいという人々を受け入れる用意がわれわれにはある」と述べ、和平プロセスを中断するつもりはないと語った。
AUの報道官も、「現段階で(和平プロセスが)成功か失敗かを論じることはできない。最も重要なのは、和平プロセスが始まったということだ」と話した。
エリアソン特使によると、国連およびAUは29日も、会議に出席している反政府勢力とスーダン政府との間で非公開協議を継続する。
AUのサリム・アフメド・サリム(Salim Ahmed Salim)特使は、「先に進むための計画を立てている。次なるステップは交渉を開始するために必要な条件を整えることだ。無期限に協議を続けるわけにはいかないが、ただちに交渉期限を設定するべきではない」と述べた。(c)AFP