【10月25日 AFP】イラク政府は24日、イラクで活動する民間軍事会社に認められていた訴追免責の取り消しを正式に閣議決定した。

 イラク政府のAli al-Dabbagh報道官は「23日の閣議で、イラク暫定統治機構(Coalition Provisional AuthorityCPA)が2004年にまとめたイラクで活動する民間軍事会社に関する条項の廃止を決定した」と声明で発表。同問題に関する新法案を提出し、次回の閣議で取り上げる方針を明らかにした。

 9月16日にバグダッド(Baghdad)で発生した銃撃戦で、米民間軍事会社「ブラックウオーター(Blackwater)」がイラク市民17人を殺害するなど、海外民間軍事会社の不祥事が明らかになって以来、民間軍事会社への訴追免責が物議を醸していた。(c)AFP/Ammar Karim