イラク大統領、PKK指導者の身柄引き渡し報道を否定
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【10月25日 AFP】イラクのジャラル・タラバニ(Jalal Talabani)大統領がトルコのアリ・ババジャン(Ali Babacan)外相に対し、クルド人武装組織「クルド労働者党(Kurdistan Workers' Party、PKK)」指導者の身柄引き渡しを申し出たとされる報道について、タラバニ大統領は24日、報道を否定した。
タラバニ大統領は「われわれはPKK指導者にイラク国内のクルド人地区から退去するよう再三通告したが、依然としてカンディル(Qandil)山脈で数千人の戦闘員とともに潜伏している。彼らをトルコへ移送することは不可能だ」と述べた。
トルコ政府筋は同日匿名で、タラバニ大統領がトルコのババジャン外相と会談した際に、PKK指導者の身柄引き渡しの可能性を否定しなかったと明かしていた。
同政府筋によると、ババジャン外相は2007年初頭にイラク側に渡したリストに掲載されている活動家約100人の身柄引き渡しが実現すれば、「すばらしい第一歩だ」と評価していたという。(c)AFP
タラバニ大統領は「われわれはPKK指導者にイラク国内のクルド人地区から退去するよう再三通告したが、依然としてカンディル(Qandil)山脈で数千人の戦闘員とともに潜伏している。彼らをトルコへ移送することは不可能だ」と述べた。
トルコ政府筋は同日匿名で、タラバニ大統領がトルコのババジャン外相と会談した際に、PKK指導者の身柄引き渡しの可能性を否定しなかったと明かしていた。
同政府筋によると、ババジャン外相は2007年初頭にイラク側に渡したリストに掲載されている活動家約100人の身柄引き渡しが実現すれば、「すばらしい第一歩だ」と評価していたという。(c)AFP