【10月22日 AFP】スーダン中部のコルドファン(Kordofan)地方で発生した3日間にわたる部族間の衝突で、約50人が死亡した。アッバル・アルユーム(Akbar al-Yom)紙が21日、政府関係者の話として伝えた。同紙によると、衝突は地元民族Majanin系のUled Abdel RahmanDar Hamed系のArifiaとの間で発生した。

 また政府系通信社Sudanese Media CentreFaisal Hassan Ibrahim北コルドファン州知事の話として伝えたところによると、この衝突は土地をめぐる問題から1人が殺害されたことに端を発し、数十名が負傷したという。

 同知事によると、現地には治安部隊が配置され事態は収拾した。衝突に政治的要素はないという。

 国連(UN)の統計によると、北コルドファン西部のダルフール(Darfur)地方では、4年に及ぶ紛争で数万人が死亡している。
一部政府筋は、ダルフール紛争がコルドファンに飛び火する可能性を指摘している。(c)AFP