【10月18日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で17日、イスラエル軍とパレスチナ人武装勢力が衝突し、イスラエル兵1人とパレスチナ人武装兵1人が死亡した。関係当局が明らかにした。

 イスラエル軍は、イスラム原理主義組織「ハマス(Hamas)」が6月に制圧したガザ地区の南部に進攻。空軍による援護の下、イスラム原理主義組織「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」およびハマスの武装兵と銃撃戦を繰り広げた。

 イスラエル軍報道官によると、この銃撃戦によりイスラエル兵1人が重傷。ヘリコプターで運ばれたものの、搬送先の病院で死亡した。

 また病院関係者によると、Farahin周辺で行われたイスラエル軍による空爆で、イスラム聖戦の戦闘員4人を含む8人のパレスチナ人が負傷した。

 イスラエル軍は今回の軍事行動について「テロおよびロケット弾攻撃」への対策だとしている。また、イスラエル軍報道官は空爆の実施を認めている。

 一方、パレスチナ人の目撃者によると、15人が拘束され、イスラエル軍のブルドーザーにより農地が荒らされたという。(c)AFP