【10月17日 AFP】米国防総省は16日、カタールで15日夜に米軍のパトリオット(Patriot)ミサイルが誤って発射され、人けのない農地に着弾したことを正式に認めた。被害者は出なかったもよう。

 国防総省のBryan Whitman報道官は、ミサイルは「誤って発射された」と認め、現在原因を調査中である語った。また、「(パトリオットミサイルは)誤って発射されてはならないもの」「だからこそ調査の必要がある」と語った。

 カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(Al Jazeera)が報じたところによると、ミサイルが発射されたのはキャンプ・アッサイリヤ(As-Saliyah)。

 カタールは欧米寄りの湾岸協力会議(Gulf Cooperation CouncilGCC)の加盟国で、2003年3月に始まったイラク戦争では米軍の前線司令部をキャンプ・アッサイリヤに設置している。


 現在、カタール国内にある米軍基地は、首都ドーハ(Doha)南方にあるキャンプ・アッサイリヤと、南部の砂漠地帯にあるアルウデイド(Al-Udeid)空軍基地の2か所。(c)AFP