【10月2日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)で2日、イスラム原理主義組織タリバン(Taliban)による警察のバスを狙った自爆攻撃があり、女性とその子ども2人を含む13人が死亡した。
 
 事件は交通が混雑する時間帯に市の西部で起きた。バスの車体側面と屋根が吹き飛んだほか、座席の一部も放り出された。辺りには血や肉片が飛び散った。

 カブールでは先月28日にも国防省のバスを狙った同様の爆弾攻撃があり、同武力勢力による自爆テロとしては最大規模の30人の犠牲者を出したばかりだった。

 タリバンのZabihullah Mujahed報道官は、カブールで起きたこれら2件の事件について犯行を認めている。

 また別の場所では、タリバンの武装勢力と治安部隊との衝突で、タリバンのメンバー26人と警官3人が死亡した。

 タリバンは、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」期間中にも攻撃を継続する構えを示していた。ラマダン入りした9月中旬以降、犠牲者を出した自爆攻撃は6件を数える。(c)AFP/Waheedullah Massoud